誕生秘話


2001年 女流騎手の女流騎手による女流騎手の為の流鏑馬大会が 青森県十和田市にて『桜流鏑馬』 と称

しスタート。今まで女人規制だった流鏑馬の世界にスポーツとしてルールを設け女性流鏑馬愛好者だけを全国から集めた競技会を開催した。これは 乗馬業界はじめ流鏑馬業界もド肝を抜く企画だった


あれから、15年!

現在では、世の中の流れにおいて女性社会進出の追い風も受け、この『女性の流鏑馬』は観光資源となり、また経済効果も大きい事から 

東北においては地位を確立しつつある。


私、菊池が乗馬と出会ったのは、そんな2008だった。

 初めて競技会に参加した時のことである。

全国各地からの参加者が流鏑馬競技と言うテーマで集まっていた。

 

その熱気とパワーに圧倒されたのは昨日のように思い出す。

また、その熱気とパワーとは裏腹に馬業界では信じられないくらいアットホームな雰囲気に心地よさも感じた。

その心地よさにつられ、各地で行われている流鏑馬大会に参加するようになって行った。

 大会を通し友人も出来た。

彼女達からは

『流鏑馬を出来る環境が整っていて羨ましい。恵まれている』

『やりたくても、やれる環境が無いんだ』と

私の置かれている立場を羨んだ言葉が出てきた。

 

本来なら、練習を積み重ね競技会に出場するものなのだか

彼女たちは、環境が無いために競技会で他選手から技術を見て盗み

競技会を練習の場として活用している。

ここに、技術格差が生まれてくるのは当然の摂理である。

 

そして残念な事に、彼女達の必死な気持ちと裏腹に

練習環境の整っている私達が

観客から見て『かっこいい』『憧れる』と絶賛されてしまう。

 

このような技術格差は、スポーツ流鏑馬を広める事で少なくなるのではなかろうか。

また、それぞれの地域での状況や活動を知る事で、助け合う事が出来るのではなかろうか?

そんな 強い思いで『任意団体 全国流鏑馬女子部』を立ち上げた。

 

まだ、任意団体 全国流鏑馬女子部は産まれたばかりで

点と点を線で結んだばかりだ。

これから、私はこれを面にし、球体にし、転がしていきたいと切に思う。

そして、球体がもたらすパワーで新たな観光資源の確立に繋げたい。


任意団体 全国流鏑馬女子部 会長 菊池貴子


愛馬 ナラ

流鏑馬競技において 初級中級と優勝をはたし現在プロ級選手として活躍中。

中級優勝には、信頼できるパートナー愛馬ナラとの出会いが大きい。

その後、『ナラ』を自馬にし、名実ともにパートナーとし喜怒哀楽を共有している。

 

菊池貴子会長は言う。

手綱を放して矢を射るのが流鏑馬。そこには、馬に対して信頼が無ければ安心して馬場に入れないものである。愛馬と一緒に技術向上と言う階段を登るからこそ、パートナーとして信頼が生まれるのである。流鏑馬を通し、生涯のパートナー『ナラ』との出会いは大きい。皆さんにも、そのような生涯のパートナーとの出会いがありますように、と。